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宮城体育館③

2021.06.09 ストーリー

土屋の新入社員奮闘記その15

2020.6.27

今週は宮城体育館の紹介をしたいと思います!
数回に分けて防水工事の日記を綴りましたが、今回は前回に紹介しました防水シートの固定方法と、
固定方法のどの点になるほど!と感じたのかを紹介したいと思います😎

前回の日記では、ディスクを用いて防水シートを固定することで、
防水シートが飛ばないようにする例えとして、テントを固定する時に使う杭を例えに紹介しました。

僕は今回の工法を知るまで、固定したい物に穴をあけ、ネジやビスで固定するのが一般的だと思い、
今回の防水シートも穴をあけディスクに固定するものと考えていました。

しかし、よくよく考えるとせっかくの防水シートに穴をあけてしまい、
水の侵入を許してしまいますね。実は今回行っている機械的固定工法は穴をあけず、熱で固定する工法なのです。

手順としては、固定されたディスクの上に防水シートを敷設し、
上から誘導加熱装置という器具を用いて、ディスクとシートを圧着させながら加熱します。

そうすると、あらかじめ表面に接着剤が塗布されているディスクが加熱され、溶けた接着剤がディスクとシートを接合するのです。
防水シートについて何も知らなかった僕は、加熱して固定するなんて思いもしませんでした。
しかも、加熱したら防水シートの表面が焼けてしまうのではと考えていましたが、
この器具は金属部分であるディスクだけが加熱されるような仕組みになっているので、防水シートを傷める心配がないのです。

このような工法を用い、宮城体育館の防水シート工事は行われているのでした。

梅雨の時期なので、天気に恵まれない中の工事となりますが、完工まで気を抜かず工事に臨んでいきます。

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